舌がんの方が障害手当金を受給した例
1 相談に来られた時の状況
ご本人がお電話で予約されお一人でご相談に来られました。
4年ほど前から舌に痛みがあり、口腔外科に通院していたそうです。
マウスピースを装着するなどの治療をしていましたが症状は一向によくならず、
詳しい検査を受けた結果、舌がんと診断されました。
手術後は柔らかいものしか食べられなくなったそうで、とてもお痩せになっていました。
2 当センターの見解
ご本人は舌の一部分を切除されており、
お言葉が出にくいなどの症状があり、大変ご苦労されていました。
しかし、ゾンデ栄養(鼻などからチューブで直接栄養を摂取する方法)の併用がなく、
ある程度の食事ができていることから見ると、障害厚生年金3級の認定は難しいと考えました。
しかし納付要件を満たしていることと、舌がんの手術を受けられてから5年たっていないことから、障害手当金の受給が可能と考えました。
3 サポート依頼を受けてから年金請求までに行ったこと
①ご本人から舌の切除後の日常生活の様子を詳しくお聞きし、自己申告書としてまとめました。 ②自己申告書を添えて診断書を医師に依頼しました。
③舌がんとわからずに通っていた、口腔外科に受診状況等証明書を発行してもらうよう、ご本人にアドバイスしました。
④発症時から現在までのご本人の受診状況や、体調の変化などを時系列にまとめて、病歴就労状況等申立書を作成しました。
⑤上記書類を添えて年金請求書類を提出しました。
4 結果
上記の取り組みにより、厚生年金障害手当金として約250万円を受け取ることが出来ました。
障害の状態が年金支給の認定基準に満たない場合でも、
厚生年金に加入していて納付要件を満たしている方は、
一時金として障害手当金を受給できる可能性があります。
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