20年以上通院が途切れていたが、20歳前傷病として事後重症請求し、「双極性感情障害」で障害基礎年金2級が受給できた例

1. 相談に来られた時の状況

 お父様からご相談予約のお電話をいただき、当事務所にご本人(息子)とご両親でご相談にお見えになりました。

ご本人は40代でしたが、独身でご両親と一緒にお暮しでした。中学生の頃から不眠解消のため飲酒するようになり、急性アルコール中毒で病院に救急搬送されたとのことでした。高校に進学しましたが、すぐ通学できなくなって、自室にこもるようになり、市販の睡眠薬を大量に飲み、自殺未遂を起こしたそうです。

以後、何カ所かの病院の精神科を受診しましたが、統合失調症と診断されていました。23歳の頃に処方薬を飲んでいるとアルバイトが続けられないと思い、通院を止めてしまったようでした。それから、何度かアルバイトをしますが同僚とのトラブルが多く、長続きしませんでした。そして再度病院を受診したのは、なんと前回受診から21年経過後でした。

2. 当センターの見解

 20歳以降全く国民年金保険料が納入されていなかったので、20歳前傷病で請求できるかどうかがキーポイントでした。つまり、23歳までの統合失調症と44歳からの双極性感情障害との相当因果関係を訴えることが必要と考えました。

そして、現に統合失調症の治療を中断した時、症状が軽快していたわけではなく、その後もアルコール依存、精神不安定によるトラブルが続いていた事実を主張すれば、認定されることは可能と判断しました。

3. サポート依頼を受けてから年金請求までに行ったこと

① 診断書の発行依頼に際し、主治医の先生にご依頼し、「20歳前に発症していた統合失調症の症状が今日の双極性感情障害の症状と因果関係があると推定される」旨の記載をしていただけるようにお願いしました。

② 初診から現在まで、特に通院の途絶えていた21年間の日常生活状況を本人とご両親からヒアリングし、詳細に記載した「病歴・就労状況等申立書」を作成しました。

4. 結果

 上記の取り組みにより、障害基礎年金2級(年金額約78万円)の受給通知を受けることができました。受給が決定後、ご本人は「不安が少し和らぎました。」と明るくおっしゃいました。今後、将来に希望を持って治療に専念され、回復されることを願います。

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