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高次脳機能障害の方が障害基礎年金2級を受給できた例

1 相談に来られた時の状況(女性、20代、無職、遡及なし)

お母さまからお電話をいただき、ご本人とお二人でご相談に来られました。ご本人は幼い頃、大きな交通事故にあい、長く入院をされたようです。退院されたのち、普通学校へ進まれましたが、勉強についていけず、ご苦労されたそうです。成人されてからは、お仕事が覚えられず、人とのコミュニケーションがとりにくいなどのご不便があり、お母さまも大変心配されていました。ある日、テレビで、高次脳機能障害が取り上げられているのをお母さまがご覧になり、もしかして交通事故の後遺症があるのではないか、と娘さんを連れて病院を受診されたそうです。ご本人はとてもかわいらしいお顔立ちの方で、年齢より幼い印象を受けました。1年ほど前、お母さまが一度、障害年金の請求をされましたが不支給通知を受けていました。

2 当センターの見解

ご本人とお話をさせていただいたところ、一見、通常の会話が出来ているようでも、何かの拍子に記憶があいまいになり、常にお母様の助言を待っているご様子がありました。また、お母さまのお話で、感情を抑えられずに怒りを爆発させてしまうこともある事をお聞きし、幼いころの交通事故の証明書類などを揃えることができれば、障害基礎年金を請求可能であると判断しました。

3 サポート依頼を受けてから年金請求までに行ったこと

①ご本人とお母様に、日常生活について時間をかけてお聞きし、自己申告書を作成し、担当医師に診断書の発行を依頼しました。

②幼いころに交通事故にあわれた時の事故証明書などを揃え、高次脳機能障害の初診は交通事故にあると証明しました。

③出来上がった診断書を拝見したところ、ご本人の年齢や事故発生日の記載が誤っており、発行医院に訂正依頼をしました。

④ご本人とお母様に今までの成育歴やご苦労されていたことをお聞きし、病歴就労状況等申立書にまとめました。

4 結果

上記の取り組みにより、障害基礎年金2級の認定通知を受けることができました。未成年のお子様がいらっしゃったので、加給がついて年額約101万円の年金を受給する事になりました。後日、お母さまから心のこもったお礼のお手紙をいただきました。

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