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「高次脳機能障害」で障害基礎年金1級が受給できた例

1. 相談に来られた時の状況

奥様からご相談予約のお電話をいただき、当事務所にご本人(ご主人)とお二人でご相談にお見えになりました。

ご本人は1年4か月前に解離性大動脈瘤のため、人工血管の置換手術を受けた際、脳梗塞を発症されたとのことでした。左半身に麻痺が残り、外出時は車椅子を使用され、記憶障害や遂行機能障害といった高次脳機能障害も顕著でした。

日常生活の状況を奥様からうかがっている間も、ご本人はほとんど黙って聞いている状態で、初対面の人(当方)と会話をすること自体にかなりの負担を感じているご様子でした。

2. 当センターの見解

脳梗塞を発症される数カ月前に長年勤務されていた職場を退職されており、厚生年金からは脱退されていたので、障害厚生年金の請求は困難でした。

しかし、肢体の障害(左半身麻痺)で障害者手帳2級を取得されていましたので、精神の障害(高次脳機能障害)との併合認定により、障害基礎年金1級が認められる可能性が高いと判断しました。

それまで、高次脳機能障害については、特定の医療機関の診断を受けていないとのことでしたので、通院していたリハビリテーション病院に照会してもらいましたが、専門外で発行が難しいとの返事でした。当該診断書の発行依頼先の選定が本件請求のカギと予想しました。

3. サポート依頼を受けてから年金請求までに行ったこと

① 肢体の障害についての診断書は、リハビリ治療を受けた病院に、お体の不自由な状態を正確に記載した自己申告書とともに発行依頼しました。その結果、実態に即した記載の診断書の発行を得ることができました。

② 高次脳機能障害についての診断書については、発行依頼可能な病院を探すことに、ご苦労がありましたが、これも同障害の診断に実績のある病院を見つけることができ、ご本人の記憶障害等の重篤な点を訴えた自己申告書を添えて発行を依頼することができました。発行された診断書も、十分な記載内容が備わったものでした。

③ 病歴・就労状況等申立書は、発症から請求までの治療過程をご本人に代わり、奥様からお聞きして、事実に即して可能な限り詳細に作成しました。

4. 結果

上記の取り組みにより、障害基礎年金1級(年金額約98万円)の受給通知を受けることができました。奥様も障害年金請求におけるご苦労が報われ、安堵されていました。

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