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中度知的障害の方が障害基礎年金2級を受給できた例

1 相談に来られた時の状況(男性、20代、就労中、遡及なし)

ご両親とご本人が相談に来られました。ご両親よると、幼稚園と小学校は普通学級にかよわれたそうで、対人関係のトラブルが絶えず、徐々に問題行動が多くなっていったそうです。成長に伴い精神的にも不安定になり中学2年生の時に特別支援学級に編入し、高校は特別支援学校に通われていました。現在は障害者雇用枠にてコーヒーショップで清掃・皿洗いなどのお仕事をされています。ニコニコした笑顔が印象的なご本人でしたが、誤解を受けることも多く、ご両親も今後のことを大変心配されているようでした。

2 当センターの見解

ご家族からご本人の生活状況についてお聞きしたところ、気になると意味もなく人をじっと見つめたり、抱きつくなどの衝撃的な行動が多かったため、トラブルになりがちとのことでした。簡単な会話での意思疎通しかできないため、人に対して「嫌」ということができず、何でも「はい」と答えてしまうことが分かりました。職場には通えているものの、その場に合わせた臨機応変な対応ができないので、周りのサポートが常に必要であり、障害基礎年金2級相当であると考えました。

3 サポート依頼を受けてから請求までにやったこと

①ご本人の日常生活や、物事へのこだわりや、生活状況全般について注意深くお聞きし、自己申告書を作成しました。

②上記の自己申告書をそえて医師に診断書作成を依頼しました。

③ご本人が中度知的障害により、日常生活全般にわたり援助が必要な状態であることなどをお聞きし、病歴就労状況等申立書にまとめました。

4.結果

上記の取り組みにより、障害基礎年金2級(年金額約78万)の認定通知を受け取ることができました。障害年金を受けることができ、ご両親のご心配が少しでも減ったことと思います。ご本人もお仕事を頑張りながら、楽しく社会活動に参加し続けられるよう願っております。

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