「結腸癌」で障害基礎年金1級が受給できた例
1. 相談に来られた時の状況
ご本人(奥様)から相談のお電話をいただき、当センターにご来店が困難とのことでしたので、ご自宅の最寄り駅まで出向き、駅近くの公共施設でご夫婦にお会いしました。1年4か月前に結腸癌と診断され、結腸を切除する手術を受けられ、人工肛門を造設されているとのことでした。日中はずっとご主人の介助を受けられていて、移動は車椅子でした。抗癌剤治療を繰り返し実施していて、治療中はもとより、体調が悪い時は電話での会話も難しいようでした。お見受けしたところ、すでにかなり痩せていらっしゃいました。
2. 当センターの見解
現在の日常生活能力をお聞きしたところ、ご自身が一人で可能なことは、ベッド上での食事とトイレまで行くこと程度であることから判断して、障害等級1級に該当していると思われました。さらに転移も確認されステージⅣの段階でした。人工肛門を設置して6か月を経過すると特例で障害認定日が到来しますが、その時点で障害等級2級相当とみなされるか微妙であったので、あえて、原則どおり初診日から1年6か月の到来を待って請求することにしました。
3. サポート依頼を受けてから年金請求までに行ったこと
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①初診は自宅近くの病院で、痔であるという誤診でしたが、当該病院に依頼して受診の証明書を発行してもらいました。
②主治医に診断書の発行依頼をする際、「ステージⅣであること」及び「日常生活能力の状態が、常に介助が必要で、日中自力での活動範囲が極めて限定されている旨」を診断書に明記していただけるよう依頼書、自己申告書を添えました。
③ご本人がお持ちであった初診から今日までの治療経過や日常生活の状況を詳細に書かれたノートの写しをいただき、それに基づき何度も内容の確認したうえで、「病歴・就労状況等申立書」を作成しました。
4. 結果
上記の取り組みにより、障害基礎年金1級(年金額約97万円)の認定通知を受けるとともに、請求の約1年前の人工肛門造設時を障害認定日とし、その時点から1級として支給が認められました。その結果、初回の入金額として約105万円を受取ることができ、ご本人に大変喜んでいただけました。当センターとしても非常に満足のゆく決定でした。
投稿者プロフィール

- 社会保険労務士
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初めまして。社会保険労務士の田村浩一です。
金融機関勤務時代から社員のメンタルヘルス管理に携わり、社会保険労務士の資格を得て2010年4月独立。
その後、多くの年金・労務相談を受ける中で、障害年金請求についての支援活動の必要性を実感し、2012年7月埼玉障害年金相談センターを設立しました。
以来、障害年金制度をより多くの方に知っていただき、一人でも多くの方の障害年金受給を実現できますようにご支援をしております。
障害年金受給をきっかけに、ご本人やご家族が経済的・精神的に安定し、より明るい生活を過ごして頂くことが私どもの願いです。
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