「多系統萎縮症」で障害厚生年金1級が受給できた例(額改定請求を重ねた例)
1 相談に来られた時の状況
最初にご相談を受けて、ご本人と奥様にお会いした時は、ご本人は杖をついて何とか歩行できる状態でした。しかし、進行性のご病気でしたので、この時点ですでに、もうじき車椅子での生活が予想されていました。そこで1年後の額改定請求についてもご説明をいたしました。
2 当センターの見解
当初お会いした際に、進行が速いご病気と判断できましたので、3級から始まって、額改定請求によりやがて1級相当まで、近い将来進行することが予測されました。ご本人と奥様も病状の進行予測については、担当医師からの説明ですでにご存知でした。そこで、まず、「障害年金の額改定請求は、症状が悪化して上位等級相当になったとしても、原則前回認定から1年経過しないとできないこと」をご説明しました。請求後1年経過後に、お体の状態を確認させていただき、可能であれば、タイムラグが生じないよう、直ちに額改定請求し、上位等級の認定を受けることが必要である旨をご納得いただきました。
3 サポート依頼を受けてから年金請求までに行ったこと
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- ①現在は3級相当であっても1年後は2級相当であることが、ほぼ確実であるため、速やかに診断書を入手し、申立書もできるだけ簡潔に作成し、年金事務所に提出しました(最初の障害年金請求:結果、障害厚生年金3級認定)
- ②1年後にご連絡をいただき、2級相当(完全に車椅子使用の生活、外出には援助が必要 )を確認し、直ちに、額改定請求を実施。(初回の額改定請求:結果、障害厚生年金2級認定)
- ③さらに1年後にご連絡をいただき、1級相当(ベッドでの生活、入院中)を確認し、直ちに額改定請求実施(2度目の額改定請求:結果、障害厚生年金1級認定)
4 結果
上記の取り組みにより、当初請求時の障害厚生年金3級(年金額約114万円)から1年後には障害厚生年金2級(年金額約212万円)になり、さらに1年後には障害厚生年金1級(年金額約261万円)に増額になりました。最速の約2年間で額改定請求できて年金額が増加でき、大変感謝されました。タイミング良く額改定ができたので、当センターとしても十分満足のいただけるサポートができたと考えます。
投稿者プロフィール

- 社会保険労務士
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初めまして。社会保険労務士の田村浩一です。
金融機関勤務時代から社員のメンタルヘルス管理に携わり、社会保険労務士の資格を得て2010年4月独立。
その後、多くの年金・労務相談を受ける中で、障害年金請求についての支援活動の必要性を実感し、2012年7月埼玉障害年金相談センターを設立しました。
以来、障害年金制度をより多くの方に知っていただき、一人でも多くの方の障害年金受給を実現できますようにご支援をしております。
障害年金受給をきっかけに、ご本人やご家族が経済的・精神的に安定し、より明るい生活を過ごして頂くことが私どもの願いです。
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