症候性てんかんで障害厚生年金2級を受給 障害者雇用で働きながら5年遡及できた事例
■相談に来られた時の状況(男性、50代、障害者雇用、5年分の遡及あり)
相談者は脳出血の後、突然反応がなくなる発作が現れ、症候性てんかんと診断されました。治療を続けても発作は十分に抑えられず、スポーツ関連の仕事を退職。その後は障害者雇用で事務職に就きました。近年も月4回程度の発作があり、職場で配慮を受け、家庭でも家族の見守りが必要な状態でした。しかし、働いているため障害年金は受給できないと思い、これまで請求していませんでした。
■当センターの見解
てんかんの原因となった脳出血で初めて受診した日を初診日として手続きを進めました。また、発症から長期間が経過していたため、過去の資料を確認し、障害認定日当時の通院先や症状を正確に整理することが重要と考えました。
■サポート依頼を受けてから請求までに行ったこと
① 障害認定日当時の通院先を確認
身体障害者手帳を取得した際の診断書など、過去の資料を確認して障害認定日当時の通院先を特定し、診断書を依頼しました。
② 発作の状況を整理して医師に共有
発症から現在までの経過や発作の頻度、発作時の様子を資料にまとめ、診断書を作成する医師へ共有しました。
③ 就労・生活状況を申立書に反映
障害者雇用で受けている仕事内容や勤務時間の配慮、発作時の安全確保、家族による見守りなどを整理し、病歴・就労状況等申立書に具体的に反映しました。
■結果
障害厚生年金2級(認定日請求)が認定されました。
年間受給額:約190万円(加給年金あり)
遡及支給額:約960万円(5年分)
発症から長期間が経過していましたが、過去の資料から障害認定日当時の通勤先を確認し、診断書を取得できたことがポイントとなりました。また、障害者雇用で働いていても、職場での配慮や家族の見守りなど、実際の生活・就労状況を具体的に伝えることが重要です。
投稿者プロフィール

- 社会保険労務士
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初めまして。社会保険労務士の田村浩一です。
金融機関勤務時代から社員のメンタルヘルス管理に携わり、社会保険労務士の資格を得て2010年4月独立。
その後、多くの年金・労務相談を受ける中で、障害年金請求についての支援活動の必要性を実感し、2012年7月埼玉障害年金相談センターを設立しました。
以来、障害年金制度をより多くの方に知っていただき、一人でも多くの方の障害年金受給を実現できますようにご支援をしております。
障害年金受給をきっかけに、ご本人やご家族が経済的・精神的に安定し、より明るい生活を過ごして頂くことが私どもの願いです。
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