両側大腿骨壊死症の方が障害厚生年金3級を請求できたケース
1 相談に来られた時の状況
ご本人がご相談に来られました。
ご本人は3年前から階段の上り下りの際に、股関節に違和感を覚えるようになり、
いくつかの病院を受診されました。軽いヘルニアだろうと診断されたため、
針治療やマッサージ、牽引治療など、様々な治療を試されたものの、
杖を使用しなければ歩けないほどに悪化してしまったそうです。
痛そうにしているご様子を心配した同僚の方に勧められ、新たな病院を受診したところ、
ヘルニアではなく、両側大腿骨壊死症と診断されました。
現在は左右同時に人工骨頭置換手術受けられ、定期的に通院しておられました。
2 当センターの見解
ご本人は、両股関節人工関節置換手術を受けられており、障害認定基準により、
障害厚生年金3級に該当しました。障害等級3級の場合、厚生年金に加入している方でないと不支給になってしまうため、ご本人に確認したところ初診日には厚生年金に、
確かに加入していたことがわかり、障害年金を請求できると判断しました。
3 サポート依頼を受けてから年金請求までに行ったこと
① 現在通院している病院に、今までの治療経緯をお聞きしました。
② 上記をまとめたものを添えて主治医に診断書の作成を依頼しました。
③ 両側大腿骨壊死症だと判明するまでのご苦労をお聞きし、受診状況、治療経過を時系列にまとめて病歴就労状況等申立書を作成しました。
④ すべての書類に記載漏れがないかなどを入念にチェックして年金事務所に提出しました。
4 結果
上記の取組により障害厚生年金3級(年金額約58万円)の認定通知を受けることができました。職場の理解を得て引き続き就労できることになり、ご本人もほっとされたご様子でした。
「肢体の障害」の記事一覧
- 脳出血で半身麻痺の方が障害厚生年金2級を遡及受給できた例
- 指定難病(顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー)の方が障害共済年金1級を受給できた例
- 脳出血、もやもや病の方が障害厚生年金1級を受給できた例
- 脳腫瘍で障害基礎年金1級(身体の障害と嚥下機能・言語機能の障害で併合認定)を遡及請求できた例
- 「脳出血」で障害厚生年金2級が受給できた例
- 左大腿骨壊死の方が障害厚生年金3級を請求できたケース
- 腰部脊柱管狭窄症で障害厚生年金2級を受給できた例
- 脳出血、もやもや病の方が障害厚生年金1級を受給できた例
- 脳内出血(脳腫瘍)の方が、障害基礎年金1級を受給できた例
- 両変形性股関節症で人工関節置換手術を受け、障害厚生年金3級を5年間遡及受給できた例
- 脳梗塞による左半身麻痺で障害厚生年金2級を受給できた例
- くも膜下出血で障害基礎年金2級を受給できた例
- ミオパチーの方が障害厚生年金2級を受給できた例
- パーキンソン病で障害厚生年金2級を遡及できた例
- 右変形性股関節症で人工関節置換手術を受け、障害厚生年金2 級を受給した例
- 両大腿骨頭壊死の方が厚生障害年金3級を受給できた例
- 脳性麻痺の方が障害基礎年金1級を受給できた例
- 第4腰椎圧迫骨折の方が厚生障害年金3級を受給できた例
- 脳梗塞の方が3通の診断書を用意して障害厚生年金1級を受給できた例
- 脊髄小脳変性症で杖を使用している方が障害厚生年金2級を受給できた例
- 筋強直性ジストロフィーで障害厚生年金2級を受給できた例
- 下肢不全麻痺の方が障害共済年金1級を受給できた例
- 全身性エリテマトーデスの方が障害厚生年金2級を受給できた例
- 全身性エリテマトーデスの方が障害厚生年金2級を受給できた例
- 交通事故で大腿骨骨折をした方が障害厚生年金3級を受給できた例
- 変形股関節症で人工関節置換手術を受けた方が障害厚生年金3級を受給できた例
- 右視床出血(脳出血)による半身不随で障害厚生年金2級を受給できた例
- 関節リウマチの方が障害厚生年金3級を受給できた例
- パーキンソン病の方が障害厚生年金3級を受給できたケース
- 脳梗塞による半身不随で障害厚生年金2級を受給できたケース
- 心不全の方が障害厚生年金3級を受給できた例
- 左変形股関節症で人工関節置換手術を受け、障害厚生年金3級を受給した例
- 全身性エリテマトーデスの方が障害厚生年金3級を受給できた例
- 筋萎縮性側索硬化症の方が障害厚生年金1級を受給したケース
- 脳性小児麻痺の方が障害基礎年金2級を受給できた例
- 脳動静脈奇形で半身不随の方が障害基礎年金2級を受給できた例
- 脳出血による後遺症で障害共済年金2級を受給できた例
- 左半身麻痺と器質性精神障害の併合認定により障害基礎年金1級が受給できた例
- 脳出血による後遺症で障害共済年金2級を受給できた例
- 小脳性運動失調症で障害基礎年金2級を受給できた例
- 骨髄繊維症の方が障害厚生年金3級を受給できた例
- パーキンソン病の方が障害厚生年金2級を受給できた例
- パーキンソン病と精神障害の併合認定により障害基礎年金1級が受給できた例
- 脳内出血後遺症で障害基礎年金2級が遡及受給できた例
- 交通事故による神経叢損害で障害厚生年金2級が受給できた例
- 「脳出血」で障害厚生年金2級が受給できた例
- 「高次脳機能障害」で障害基礎年金1級が受給できた例
- 「外傷性脳梗塞」で障害基礎年金1級が受給できた例
- 「脊髄小脳変性症」で障害厚生年金2級が受給できた例
- 「膠原病」で障害基礎年金2級を受給できた例
- 「関節リウマチ」で障害厚生年金2級を受給できた例
- 「筋強直性ジストロフィー」で障害厚生年金2級を受給できた例
- 先天性の筋萎縮症が進行し、障害基礎年金2級