左半身麻痺と器質性精神障害の併合認定により障害基礎年金1級が受給できた例
1 相談に来られた時の状況
ご両親と3人でご相談にお見えになりました。ご本人は中学生時代に激しい頭痛に襲われ救急搬送され、脳動静脈奇形と診断されました。
その後3度の開頭手術を受けられましたが左半身の麻痺と両眼左半盲の後遺症が残りました。ご卒業後は就職をし、ご結婚もされましたが、今度は脳腫瘍を発症し、再び開頭手術を受けられました。
職場復帰を目標に懸命にリハビリと治療を続けておられましたが、次第に抗うつ症状や不安感が現れるようになり、器質性精神障害との診断を受け、精神的にも身体的にも大変ご苦労されていました。
2.当センターの見解
ご本人は脳動静脈解離の後遺症で左半身が不自由でした。左脚には補助具を着用しなければ歩行できない状況で、障害等級2級相当でした。
また、器質性精神障害により、ご近所に住んでいらっしゃるご両親の助けを受けながら生活をしておられましたので、こちらも障害等級2級相応でした。
これらふたつの障害の併合認定を求めることで、障害基礎年金1級の認定を受けることが可能であると考えました。
3 サポート依頼を受けてから年金請求までに行ったこと
①ご主人からご本人の日常生活の様子や、不自由と感じていることを入念にヒアリングし、自己申告書としてまとめました。
②脳動静脈奇形による肢体の障害と器質性精神障害の2通の診断書を依頼し、自己申告書を添えて発行してもらいました。
③発症時から現在までのご本人の受診状況や、開頭手術の経緯、リハビリのご様子、また、精神科へ通院を始められたご様子を時系列にまとめて、傷病名ごとに2種類の病歴就労状況等申立書を作成しました。
④上記2通の診断書提出で併合認定が認められるよう、障害基礎年金請求書類に病名を並記して提出しました。
4 結果
上記の取り組みにより、2級相当の2つの障害の併合認定が認められ、障害基礎年金1級の認定通知を受けることができました。また小さなお子さん二人分の加給も加算され年金額約143万円を受給することができました。請求の援助をされていたご両親にも大変喜んでいただけました。
投稿者プロフィール

- 社会保険労務士
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初めまして。社会保険労務士の田村浩一です。
金融機関勤務時代から社員のメンタルヘルス管理に携わり、社会保険労務士の資格を得て2010年4月独立。
その後、多くの年金・労務相談を受ける中で、障害年金請求についての支援活動の必要性を実感し、2012年7月埼玉障害年金相談センターを設立しました。
以来、障害年金制度をより多くの方に知っていただき、一人でも多くの方の障害年金受給を実現できますようにご支援をしております。
障害年金受給をきっかけに、ご本人やご家族が経済的・精神的に安定し、より明るい生活を過ごして頂くことが私どもの願いです。
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