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気分変調症の方が障害基礎年金2級を受給できた例

1 相談に来られた時の状況

ご本人とお母さまの2人でご相談に来られました。ご本人は学生の頃から不登校気味で家族以外との会話ができず、対人恐怖症と診断されました。

また、午前中は焦躁感にかられ、何時間も歩き続けてしまうといったアカシジア症状に悩まされており、カウンセリングやグループ療法などをお受けになったこともあったそうですが、症状はなかなか改善せず気分変調症と診断されました。

2.当センターの見解

ご本人は憔悴感、抗鬱症状が強く、生活全般に支障が出ている状況でした。

自殺願望も強く、処方されたお薬を大量に飲んで自殺未遂を図った経験もおありでした。極度の対人恐怖症のため就労支援施設などへの通所は難しく、医師との信頼関係を築くことさえも難しい状況でした。

身の回りのことの多くに援助と助言が必要な状況であることから、障害基礎年金2級相当であると判断しました。

3 サポート依頼を受けてから年金請求までに行ったこと

①ご母様からご本人のこれまでの日常生活での問題点や、自殺未遂で救急搬送された時のご様子、またアカシジア症状で疲れ果てるまで歩き回ってしまう状態を詳しくお聞きし、自己申告書を作成しました。

②上記の申告書を添えて、医師に診断書を依頼しました。

③発症時から現在までのご本人の生育状況や学生時代で起きた問題行動や、服薬治療を始められた時期のご様子などをお聞きし、病歴就労状況申立書を作成しました。転院を繰り返しておられたので、作成にあたっては、お仕事帰りのお母さまと夜に何回もお会いして、ようやく完成できました。

 4 結果

上記の取組により、障害基礎年金2級(年金額約78万円)の認定通知を受けることができました。息子さんのお病気を心配されながら忙しく働いていらっしゃるお母さまも安心されたご様子でした。

投稿者プロフィール

田村 浩一
田村 浩一社会保険労務士
初めまして。社会保険労務士の田村浩一です。
金融機関勤務時代から社員のメンタルヘルス管理に携わり、社会保険労務士の資格を得て2010年4月独立。
その後、多くの年金・労務相談を受ける中で、障害年金請求についての支援活動の必要性を実感し、2012年7月埼玉障害年金相談センターを設立しました。
以来、障害年金制度をより多くの方に知っていただき、一人でも多くの方の障害年金受給を実現できますようにご支援をしております。
障害年金受給をきっかけに、ご本人やご家族が経済的・精神的に安定し、より明るい生活を過ごして頂くことが私どもの願いです。

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